イフボグド山(9月21日~22日) |
9月21日
ウランバートルからバヤンホンゴルまでは、途中アルバンヘールと言う町を通過し約620km、途中お昼休憩やトイレタイムなどを数回はさんでひた走り、途中、羊やカシミヤ山羊、馬、牛の群れが大草原の中いるのを見ながら10時間かけて到着した。道路はすべて舗装されていて全体にかなり良い道路だけれど、運転しているわけでもないのに乗っているだけで疲れた。この日はバヤンホンゴルの町にあるホテルに宿泊。ホットシャワーも出て、1階のレストランの食事も美味。
9月22日
バヤンホンゴルからBCまでは未舗装の道路で約250km。GPSを頼りに、途中出会った車や牧民に道を聞きながら南下する。途中カシミヤ羊の大きな群れに何度も遭遇。
草原や起伏にとんだ丘を越えていくと、目の前にゴビアルタイ山脈が雲に隠れながら姿を現した。ちょうど黄色の花が一面咲いている場所があり綺麗な風景が広がる。雲に隠れて山脈の上部が良くわからなかったが、北斜面は雪がついているのが見えた。
ゴビアルタイ山脈の途中にある谷間に差し掛かる。両側は切り立った岸壁で沢のようになっている部分もあり、ランクルと運転手のボギーさんが上手だったから通れたものの、100回通ったら1回くらい上から岩が落ちてきそうな場所だった。天気が悪かったら通れないだろう。
この石が上から落ちてきそうな谷間でランチタイムとなった。泊まったホテルが作ったランチで、久しぶりに食べたフライドチキンがとても美味しかった。
谷を通り過ぎると、ゴビアルタイ山脈の南側に出た。ただひたすら広い平原にポツンポツンとゲル(モンゴルの移動式住居)が点々と広がっている。写真とGPSを頼りに予定のBC箇所を目指す。一応草原には車の走った跡があり、その跡を離れて車を走らせようとするとちょっとした段差や大きな石が積み重なっていて、なかなか山脈に近づくことが難しい。でも上手にルートを選んで予定BC箇所より標高をかなり上げた2300mの地点まで車で行くことができた。
ここで、BC設営。個人テントにキッチンテント、ガスボンベと本格的なガスコンロ、テーブルと椅子その上、寒いだろうからと大きな個人用マットとシュラフまで出てきた。大きなランクルにギュウギュウに荷物が積んであったわけが分かった。BC設営後は、ティータイム、お菓子やお茶、コーヒーが出てきてホット一息。
その後夕食を20時くらいに食べていた時に、近所の牧民2人がバイクで様子を見に来て一緒にジュースやスイカ、お菓子を食べて少し話をして帰って行った。